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中国のジレンマ

ノーベル平和賞に中国の民主活動家、劉暁波氏が選ばれた。

ニュースでもご覧になられたと思うが、自由に言論が許されない中国で投獄中の身だ。

<89年の天安門事件に民主化運動のリーダーの一人として参加。事件が武力弾圧されると投獄されるが、釈放後も国内にとどまり、民主化を訴え続けた。08年に自らが中心となって共産党一党独裁の廃止を求める声明「08憲章」を発表、09年に国家政権転覆扇動罪で起訴され、懲役11年の判決を受けて、服役中。>

国際社会における、わがままな中国に一石を投じる意図が感じられる受賞だと思った。
日本だけでなく欧米諸国も、最近力を強大化し身勝手な言動が多い中国に対して、何らかの意思表示をしたかったに違いない。
事実国際社会の一般常識から考えれば、中国が変わらなければいけない部分はたくさんあって、それに対する世界各国からのアピールと言えます。

それに対して中国政府は、「劉氏は中国の法律に違反し、判決を受けた犯罪者であり、こういう人物に賞を与えることはノーベル平和賞の趣旨に背くもので、平和賞への冒とくだ」と強く反発し、「ノーベル賞委員会が平和賞を劉氏に与えたことは、中国とノルウェーの関係に損害を与える」と、脅しとも取れる発言をしている。

こういうことがあって、一番困るのは海外にいる中国人なのではないでしょうか。
海外で国際社会にきちんとあわせて生活している中国人もたくさんいるのに、「中国人」としてひとつにまとめて見られます。
部屋を借りるにしても、以前たまたま○○人に酷い目にあった経験がある大家さんなら、「○○人は勘弁して・・・」とひとくくりで悪者扱いしたくなるものです。
だから仲間のためにも、日本で生きていく外国人の方は「郷に入らば郷に従え」の精神で、生きていかなければいけないと思います。
もちろん海外に出たら日本人も同じです。

中国がこれから国際社会で生きていくならば、グローバルスタンダードな方向に動いていかないと、北朝鮮と同じ類の扱いになってしまうかもしれません。
あれだけの国民の数を統制するのは並大抵の事ではないでしょうから、安易に「自由」にさせてしまうと大変なことになってしまうかもしれませんが、そこを変えていかなければいけない時期に来ているように思います。
相手を威圧して攻撃するだけが、大国の証ではないはずです。

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