人気者大家さん

こんな本を読みました。

「みんなが知らない 満室大家さんのヒミツ」

簡単に言うと、大家さんの不動産会社との付き合い方で入居率は違う、というのが主な話です。
「人気者大家さん」と「嫌われ者大家さん」がいて、不動産会社の社員が一生懸命やってあげよう、と思われる大家さんになりなさいよ、という事です。
「嫌われ者大家さん」はこんな人です、という説明では、声を上げて笑ってしまいました。
「いる、いる～」みたいな。

この本を大家さんに配ったら嫌味だろうなぁ、と思いました。

でも僕ら不動産会社の社員たちも人間なので、ズルい大家さんの物件などは積極的になれないというのは、あると思います。
以前分譲マンションを賃貸に出したいと、仲介と集金管理を頼まれたことがありました。
こちらは、管理もさせてもらうんだから頑張っていいお客さん決めようね、と話していて、その通りになったら「このお客さんは滞納の心配もなさそうだから、集金管理はしなくていいや」と契約直前になって言い出しました。

当社で集金管理させて戴いてる物件は、退室立会いはもちろん当社が行くのですが、管理してない物件は大家さんが行ってくださいね、というルールにさせてもらってるんです。
ところが、その後その入居者が退室した時も、その大家さんは退室立会いに同行してくれと言い出す始末。
行きたくないなら、きちんと管理料を払って任せてくれればいいのに、ってなっちゃうんです。
うちはボランティアではないのですが、どうもボランティアさせたいみたいなんですね。

管理会社は、そういう厄介な仕事をフィーを戴いて仕事にしているわけで、それを自分でやるのは嫌だから、とか大変だからという理由で、管理料を払っている大家さんがたくさんいらっしゃるわけです。

この本に出てくるような、大家さんが社員を飲みに連れて行くなんていうのは必要ないので（特に自分は飲まないので）、きちんと誠実に僕らの仕事を理解して欲しいと思うのです。

埼玉　三郷　不動産

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