家賃の滞納

こんな記事を見た。
http://www.asahi.com/housing/news/OSK200812050042.html

内容は・・・
『賃貸住宅の家賃を滞納した際に違法な手段で退去を迫られたとして、大阪、兵庫両府県の入居者４人が５日、家賃保証会社や家主らに慰謝料など１人あたり約１１０万～約１４０万円を求める訴訟を大阪簡裁に起こした。代理人の弁護士らは「低所得者を狙った『追い出し屋』の営業実態の違法性を追及したい」としている。 　支援団体によると、「追い出し屋」と呼ばれる業者の大半は、借り主の連帯保証を請け負う家賃保証会社に多いとされるが、家主や管理会社が直接、退去を迫る例もあるという。東京では入居者らが１０月に不動産会社を相手に集団訴訟を起こし、福岡では司法書士らが１１月末に電話相談会を開くなど、被害救済の動きが活発になっている。 ・・・ 訴状によると、原告らが入居した賃貸住宅は家賃２万６千～約１０万円。今年に入り、収入が途絶えるなどして家賃を滞納した。その後、被告会社から、玄関の鍵を換えられたり、年利換算で６５１％の損害金を支払わされたりしたなどと主張。法的手続きを無視して、実力行使で退去を迫った行為は「居住権を侵害し、公序良俗に反する」と訴えている。一方、不動産管理会社と家主については「保証会社に業務を依頼した」とし、共同不法行為に問えるとしている。 』

年利換算で法外な損害金を請求されたのなら、訴えられても仕方ないが、家賃を払わない（払えない）人が「居住権」を主張することができていいのだろうか？
この訴えが通るようなことがあれば、大家さん・不動産管理会社などは「泣き寝入り」しろと言っているに等しい。

当社でも賃貸保証会社は使っているが、ちょっと家賃を溜めた程度で、いきなり退出しろ、とは言わない。
鍵をロックされたりするのは、よほど電話に出ないとか、約束を守らないとかいう場合がほとんどだ。
賃貸保証会社により手法は違うのだろうが、当社の取引先はそうである。

そもそも訴えた人たちは、何をしているんだろう。
裁判など、とても手間暇のかかることをしている時間があったら、バイトでも何でもして、少しでも家賃を払ったらどうなのだろう。
被害者面して、堂々と公の場に出ることに恥ずかしさはないのか？
家賃を貰えない大家さん・管理会社・保証会社は被害者ではないのか？

こんなことがまかり通るなら、１億総クレーマー時代が訪れるのではないかと、不安になる。


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