父の死

しばらく更新できませんでした。

実は11月29日に父が亡くなりました。
以前からあまり体調は良くなかったのですが、11月7日に入院。
「もうあまり長くないですね」と医者からも宣告されていました。
それから3週間の間、夜中にも電話がかかってくるのではないかということが頭から離れず、モヤモヤした日々が続きました。
神奈川県藤沢市の病院へ、三郷から何度も往復しました。
距離は90kmくらいで、空いていれば1時間半で着くのですが、ゴルフに行くのとは違って楽しいわけはないので、妙なストレスとドライブしていました。

父は一般的に見れば、変わった人だったと思います。
しかし、そんな父の言っていたことが、今は少しわかる気がします。
「金持ち＝偉い人、ではない。」
「生きていくためにお金は必要だが、お金がたくさんあれば幸せっていうもんじゃない」
そんなことを言う父親でした。
不動産会社の経営者としては微妙ですが、それを全うした人生だったと思います。
本人いわく「後悔は何もない」、と死んでいきました。
自分もいずれ、そう言って死にたいと思います。

商売をしていると、お金のことは重要です。
しかしどのようにしてお金を稼ぐか、という部分で考えさせられることがあります。
会社を経営する以上、売り上げや利益からは逃げられません。
でも、ただむやみやたらに稼げばいいんじゃない。
「良い仕事」をしているか？
お客様は喜んで当社にお金を払ってくれているか？
常に考えて経営をしていきたいと思います。

また「葬儀は大げさにやらずに身内だけの密葬に」と常々言われていたので、通夜・告別式のようなことはいたしませんで、親族だけの密葬を行いました。
お取引先の方々等失礼かとも思いましたが、元気なころから言われていたことでもあり、本人の意思を尊重させていただきましたことを、ご了承ください。
今まで父と仲良くしてくださった皆様方に、厚く御礼を申し上げさせていただきます。


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