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全英オープン [ゴルフ]

ゴルフ発祥の地でのメジャー大会、「全英オープン」が開幕した。
テレビで見るだけでも、近代のアメリカンスタイルのゴルフ場に慣れた人間にとっては、信じがたい世界がそこにはある。

しかしここで見るような信じがたい世界を、アメリカンスタイルでは人工的に造っているに過ぎないのだ。
最近のツアーでは「ガラスのよう」と謳われるほどグリーンは硬くて速い。
しかしこの「全英」が行なわれるコースはそれほどグリーンは速くない。
なぜかというと、一度止まったボールが強風で転がってしまい、ゴルフにならないからだ。

リンクスと呼ばれる海に近いコースは風が強烈で、青木功曰く「重い風」が吹くと、手に負えないのだそうだ。
だからグリーンが遅くても、スコアは伸びない。
昨日の初日は雨が降ったが、これが降らずに風が吹き続けると地面全体が非常に硬くなる。
人工的に平らにされたコースと違い大小のマウンドが無数にあるため、不公平と言うか運・不運というか、理不尽なほど打った球はあちこちに転がってしまう。
運が悪いとど真ん中に打ったつもりが、マウンドで跳ねて、膝の高さはあろうかというブッシュや草むらに入ってしまう。
そうなると世界のトッププロをしても、出すのが精一杯か、出す事すら不可能な場合がある。

そんな中でも強い選手は強く、このようなコースを攻略してくる。
超一流のプロが、バンカーからピンと反対方向に打ったり、グリーンの外から50ヤード近くをパターで打ったり、様々なテクニックを駆使してパーを取りに来るさまは、「全英」ならではである。

バーディ合戦の試合も楽しいが、超一流のプロが持っている、いろんな技の引き出しが見られるのも楽しいのである。
この試合を、夜中まで目を擦りながら見る人は、本当のゴルフ好きなのだろう。
これが退屈なら、まだゴルフの本質を理解できていないと言ってもいいかもしれない。

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http:/./c21homenet.co.jp

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