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高齢化社会

不動産業界でも、高齢化社会に向けていろんなものが造られている。
高齢者に対応したケアサービスを付帯させた、賃貸マンション・分譲マンションなどが主流だろう。
地方では、団塊の世代向けの田舎暮らし用分譲地などが販売されている。
時代のニーズに合った商いに一見思われるが、本当に長い目で見て考えられているのか、甚だ疑問に思う。

本当の高齢化社会は、団塊の世代がこの世から去るであろう20年後でピークを超え、そのあと高齢者は減っていくのではないだろうか。
戦後生まれの人は食生活も違うので、戦前生まれの人のように長生きしないのではないかとも言われてもいる。
それは医学の進歩と差し引きゼロとしても、現在60歳あたりの方は20年後平均寿命を超えるのだ。
少子化のため、パーセンテージで言えばそれほどでもないかもしれないが、絶対数は減るはずだ。

今造っている高齢者用の施設は20年後、確実に需要がなくなってくる。
田舎暮らしに憧れて行ってはみたものの、(最初は二人元気なうちは良いだろうが)一人が病気でもしたら、田舎の医療で満足できるだろうか。
都会にいる息子や娘達には「看病も大変だから、帰って来い」と言われるに違いない。
そんな分譲地はゴーストタウン化するであろう。
そんな分譲地を今行政主導で売っていたりする。
ちょっと前やたらに工業団地を造って、大失敗してるのと同じ理屈だ。
それも多額な血税を投入して行なわれたことなのだ。

近い将来を描くべきものと、さらにその先を考えて造るものを、冷静に考えてみたらいかがかと思う。
いちいち時代に合わせていて、次の時代には合わなくなることなど、よくあることだろう。
過去にもあったはずなのだから、学習して欲しい。

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