大家さん動く！

大家さんなどが読むための、「賃貸住宅新聞」というものがあるのですが、今週号にこんな記事がありました。

家賃の督促行為を規制する法案に対して、家主が立ち上がった。大阪の家主3団体が、民主党大阪府総支部連合会に法案に関する陳情書を提出し、法案の是正を要求した。 団体は、陳情書を提出するとともに、経営環境が悪化の一途をたどる家主の現状を訴え、法案の見直しを求めた。「もともと借家人の権利は手厚く守られているのに、新たな法律によって借主側をさらに保護するのは公平性を欠くのではないか」　「長期の滞納に悩まされる家主が非常に多い。法的手続きに1年間かかった家主や、滞納者に刃物を突きつけられた家主もいます。霞ヶ関はもっと実態を知るべきです」

陳情書の内容・・・

１　滞納理由・原因に関係なく滞納居住者すべてに居住権を認めるため、家賃不払いに悪用される危険性が高い。 ２　社会に滞納を助長する風潮を惹起させかねない。 ３　滞納金の返済義務を併記していないため、賃貸借契約の形骸化を懸念する。 ４　滞納金取立方法を明記していない。家賃督促が賃借人、賃貸人の争議を増大させる。 ５　滞納金を滞納者に代わって弁済する救済制度を並立させなければ、合法・非合法を問わずハウジングプアの社会問題は解決しない。 ６　賃貸人に懲役刑と罰金を科す法律案は政治家が滞納の実態と業界に無理解、無認識であることに起因する。滞納の実態を精査すれば法律案の誤謬は明白になる。

となっている。

ごもっともである。
いつも私が言っているように、偏ったしくみはトラブルを起こすだけで、何の解決にもならない。
更新料の問題も、家賃督促の問題も、賃借人はどんな人でも悪くなく、何かあっても大家は我慢しろ、ではバランスが悪すぎる。
万引きしても食い逃げしても、「この人はかわいそうな人だから見逃してあげなさい」なんていう法律は、どう考えてもおかしい。

埼玉　三郷　不動産

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