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失業者に対する求人

読売新聞にこんな記事があった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090112-00000003-yom-soci

やっぱりな、と思った。
全部とは言わないが、「仕事がない」と叫んでる人たちは選り好みをしていると思っていた。
以前にもこんな話をしたと思うが、職種を問わなければ仕事はあるはずだと言った。
案の定記事の中にこんな話が載っている。

「募集中の仕事はいっぱいあるんですが、今までやったことのない業種ばかりで……」。

ホテルの住み込み清掃員に採用が決まりかけたが、「給料が安く、将来につながらない」と断った。「自分は人見知り。営業や居酒屋の店員などは難しい」と今も自動車関連の仕事を探し続けている。

昨年11月の数値を見ると、「一般事務職」は0・27倍、「製造・土木」も0・55倍と極めて低い。これに対し、・・・特段の資格が必要ない「接客・給仕職」で5・93倍、「警備職」も5・74倍の求人があるのだ。

世の中の非常事態に好きだの嫌いだの言っていられるのか。
それを政府や社会の責任にしたいのか。

先日麻生総理がハローワークに行って、若者と話すシーンをニュースで見た。
総理としてはパフォーマンスだったであろうし、テレビで話す評論家は「総理はわかってない」と相変わらず批判ばかりだった。
私が気になったのは、その若者との会話の中でのこんなことだ。
総理「君はどんな仕事をしたいの?」
若者「特にはないんですが、できればせっかく東京に出てきたので、カッコいい仕事がいいんですが」
総理「世の中だいたい、カッコいい仕事は給料が安くて、カッコ悪いのは給料が高いんだぞ」

一国の総理が、よくこんなアホな若者にきちんと話をしてくれたものだと思った。
仕事がなくて食っていけなければ、好きも嫌いもない。
嫌でも頑張ってやらなければいけないときもある。
誰もが好きな事やって食ってるわけじゃない。

田舎に帰ればいいのにと思うと「田舎にはもう何年も連絡してない・・・」。
私が思うに田舎からも逃げてきたんだと思う。
嫌な事から逃げて逃げて今に至っている、としか思えない。

つまりこの種の人は、悪いのは社会や大人で、自分は悪くない、と思っている。
社会が自分に合わせてくれないと文句ばかりを言って、自分を社会に合わせる努力をしないのだ。
入社して仕事を教えようとすると、「先輩に文句ばかり言われて、人格まで否定された」「まだ僕の事なんてなんにも知らないくせに」などと言うのもこの類だろう。
ならば君は会社の、または先輩の何を知っているのか?
組織である会社が君ひとりに合わせなければいけないのか?

肩に荷を背負いたくないために、自ら好んで非正規雇用をしていた人も多いと聞く。
多くの正社員は、家族を養うために、将来の安定を手にしたいために、サービス残業や休日出勤への文句も我慢し、好きでもない仕事を頑張っている人も多いのだ。

不動産業界では「駅に近くて、広くて、安くて・・・」 『そんな物件ねぇよ!』 という客のことを「ドリーマー」と言う。
そんな物件は夢で見てください、ということだ。

「残業なくて、楽で、楽しくて、好きな事で、給料高くて・・・」 『そんな仕事ねえよ!』

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http://c21homenet.co.jp
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